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そして名探偵は生まれた  歌野晶午/著 [本の感想]


そして名探偵は生まれた

そして名探偵は生まれた

  • 作者: 歌野 晶午
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本


『そして名探偵は生まれた』『生存者、一名』『館という名の楽園で』の3編を収めた中編集。このうち『そして名探偵は生まれた』以外は、祥伝社の400円文庫で既出なので、それを買ってしまった人には実質1編のみが新作となる。そう考えると、かなりコストパフォーマンスの悪い本ではあるのだが、ファンとしてはこうやって単行本でまとまるというのは、やっぱり嬉しい。私も2作品は400円文庫で既読なので、『館という名の楽園で』の感想はコチラを参照という事で。『生存者、一名』は400円文庫を読んだ時に感想を書かなかったのだが、初めて読んだ時と今回の再読では、若干感想が違う。ひと言でいってしまうと、ラストの生存者についてだ。解決を敢て書かず、読者に推理させるというのは、解ける解けないは別として嫌いではない。なので、この作品も中編ながら面白いなぁという感想を抱いていた。しかし、今回読み返してみて、結局のところ『どちらともいい切れない』結末なんだよな、と。以前は、自分が解けなかっただけかと思って、あっさい読み終えたら本を閉じてしまったのだが…。どうなんだろうか?ちょっとすっきりしないかな。表題の『そして名探偵は生まれた』は、所謂メタもの。ユーモラスな感じで普通に面白いのだが、どうしても東野圭吾の『名探偵の呪縛』とかぶっちゃうような。こういうのは、最初にやったもんの勝ちって事か?全体的な印象はちょっと薄い本だったような気がする。結局、ハードカバーで持っていたいというファン心理は満たしてくれるといったところだろうか。ところで、この本もいずれ文庫化するのだろうが、そうすると『文庫』→『単行本』→『文庫』という、お得なのかお得でないのか、よく分からない本になる。どうせ文庫は買わないけど。


(2005年12月の感想)
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