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サル知恵の輪 霞流一/著 [本の感想]


サル知恵の輪

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紅門福助シリーズ。紅門福助の探偵事務所に、腹を刺された男がやって来る。『ちぃ…たのむ…』という言葉を残して男は息絶え、男が連れてきたと思われる犬『ちー太』だけが残された。刺された男の正体を掴む為、隣の刃路原町へと辿り着き、男がオーナーを勤めるお好み焼きやを突き止める。刃路原町は、鉄板の町として町興しを実施しており、男はその中心グループ『鉄火メン21』のメンバーだった。残りのメンバーを次々と訪ね回るうちに、サルの見立てを施された次の殺人が起こってしまった。


いつも通りの動物ネタには違いは無いが、今回はサルと事件の絡みがわりとあっさりした感じかもしれない。ただ、その分以前の作品よりは読み易い仕上がりになっている。それと、『おさかな棺』に登場したアブナイ精神科医・宇大公彦が再登場して、シリーズものとしての楽しみも加わったのも嬉しいところ。結末は、今までの霞流一の作品と少しテイストが違って、これまた新鮮な感じがした。(ネタバレ)→これまでの紅門福助シリーズに出てきた、紅門の元上司が出てこなかったり、登場人物たちが紅門の名前をずっと『探偵さん』と呼んでいたり、←(ここまで)少し気になってはいたのだが、こういう手を霞流一が使うとは思っていなかった分、意外な驚きも味わえた。すべる寸前のギリギリのギャグもキレがあった。多分、初期の頃の作品を読んで、霞流一作品とは合わないと思った人でも、この作品は比較的受け入れやすいのではないかと思う。ちー太にも最後に幸せな結末が用意されていたのも嬉しい。ちー太、かわいいです。


(2005年12月の感想)
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