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εに誓って Swearing On Solemin ε 森博嗣/著 [本の感想]


εに誓って (講談社ノベルス)

εに誓って (講談社ノベルス)



Gシリーズ第4弾。たまたま同じ日に東京へ出かけていた山吹早月と加部谷恵美が乗った、帰りの東京発中部国際空港行きの高速バスが何者かによってジャックされる。異常なくらい落ち着いた犯人は、騒いだりしない限り、乗客の行動を制限する事は無く、携帯電話の使用も許可をする。加部谷は西之園萌絵にメールを送る。同じく山吹がバスに乗っていた事を知った赤柳は、海月と共に状況を見守っていた。そして、この高速バスの乗客名簿には、『εに誓って』という謎の集団の名前があった。


Gシリーズが始まってから毎回のように言っているような気がするが、一体どれだけの人が単作のみを読んで面白いと思えるのだろうか?特に今回はその感じが強く、更に抽象的というか観念的な作品となっている。あくまでもミステリとして読んでいる私としては、かなりの不完全燃焼感が残った。真賀田四季が一連の事件に何らかの形で関わっているらしいというのは解るのだが、それがミスリード的な表現ですらはっきり見えてこず、赤柳が一人で主張しているだけなような感じしか受け取れないのが致命的だろう。これで4作目といえば、次で(10作で完結なら)折り返し地点を迎える訳だが、全くもって何をしたいのか見えてこない(決して良い意味ではなく)。また、ミステリ作品として評価するならば、なかりの駄作といって問題ないだろう。ネタは早い段階で割れてしまうし、これといった探偵役がいないのもどうかと思う。一応は萌絵が最後に謎解きをするが、印象としては説明的要素でしかない。あまりにも意図が見えて来ないこのシリーズ。真賀田四季を出したはいいが、一体どう収束するつもりなのだろうか?結局、それを見届けたいが為だけに読み続けているといってもよい。


2006年5月の感想)
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